2月10日

 ラマダーンが近づいた。人と会う毎に、もうすぐラマダーンだね、という話になる。飲食を断つという苦行をわくわくした心持ちで待つ私たちを非ムスリムの人達は不思議な気持ちで見ているに違いない。去年のラマダーンを過ごしたカイロでは、ラマダーンが近づくと建物から建物に紙の飾りを掛け渡したり、ランプを吊るしたり、お菓子屋が赤い垂れ幕をかけたりして、町全体が活気づいたが、リヤードの私たちの住むあたりからはそれらしい様子は一向に伝わって来ない。わずかにスーパーに特設されたラマダーンにつきもののなつめやし、干し果物、飲み物などのコーナーがそれを感じさせるぐらいなものだ。