1月2日

 学校が終わるのが7時少し前、外に出ると青白い削ったような薄い月が上っていた。そういえば今日は太陰暦のイスラーム暦では第7月、ラジャブの1日だった。今まではなにげなく眺めた月の満ち欠けだが、時を刻んでいるのだという思いで見上げてみると妙に神秘的な、予兆に満ちた光をたたえている。今は薄っべらいこの月が膨らみ、また萎み、もう1度膨らんで萎んだら断食月のラマダーンとなる。

 今日は家ではハナーの2人のお兄さんが断食をしていた。月曜と木曜には預言者ムハンマド(彼に平安あれ)の慣習に従って自発的に断食をするのだ。特にラマダーン前の2か月には断食が奨励される。学校の後でアーイダを訪ねると、彼女も、断食をしようと思っていたが、朝起きてみると喉がいがらっぽかったので水を飲んでしまった、断食出来なかったことで1日中すっきりしなかった、と悔しそうに私に語った。